京町家改修100 格子壁

間口方向の主要となる通りへ耐力壁を設けたいのですが、壁ではお部屋が窮屈になり違和感がでます。そこで明かりが通りつつ壁よりは軽く感じ、そして耐力壁の代わりになるものと考えたのが、格子壁です。

しっかりした断面の部材を使い竪桟と横桟を相欠とし、背面側へアクリルワーロンを貼ることとしました。

組み上げた状態で柱と梁の間へ固定します。

この格子壁を設けることで町家の間口方向の壁量の少なさによる弱点を少しでも軽減できればと思っております。

京町家・古民家の改修・リフォームのアラキ工務店、米沢からの一言でした。