京町家改修16 基礎
2022年 01月 29日
柱をジャッキで浮かしながら基礎石を据えるためのベースコンクリートを新設します。
柱の荷重を受けるため、基礎両端に据えたりん木に角材を渡しその上へジャッキを載せ、上部の柱が受けている梁材のすぐ横で受け直します。この位置がズレたり角度が悪かったりすると建物に負担が掛かり、最悪のケースとして崩壊の恐れもあるとても危険な作業です。
よってこのような全面改修の際には複数のジャッキで受けながら安全に作業を進めます。
写真左側にある御影石が今回建物の下へ増設する基礎石です。既存の基礎石のままでは少し頼りないので、今回の工事でできる限りの補強を施します。
京町家・古民家の改修・リフォームのアラキ工務店、米沢からの一言でした。
by kastaa
| 2022-01-29 17:00
| 京町家改修:廻り階段のある町家
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