町家改修57 ミセノマ4
2021年 07月 31日
ミセノマ南向きです。
4枚建ての中上2枚のガラスのみ透明です。見え過ぎるのは困るということで、ノレンを掛ける部分だけを透明として外部と繋がり過ぎないようなイメージで納めさせて頂きました。中央上部にはハネ木が施されていて表の板庇の軒先が垂れないよう補強してあります。この辺りは構造が化粧になるという大和天井ならではの設えだと思います。
ダイドコから望みます。
元々お店が立ち並んでいた通りなので人通りが今でも沢山あるのですが、オモテノマとの境にある板間に腰を掛けていると、外からの通りすがりの人達の話声や足音が聞こえ、外部と室内の狭間というなんとも心地よい空間に仕上がったことを実感させて頂きました。
京町家・古民家の改修・リフォームのアラキ工務店、米沢からの一言でした。
by kastaa
| 2021-07-31 08:40
| 京町家改修:土間のある茶舗
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